【 モモ / ミヒャエル・エンデ 】

モモ ミヒャエル・エンデ 小説

あなたにとって「時間」とは

 

不思議な力をもつ少女モモは、とある町の円形劇場へとたどり着く。

モモに話を聞いてもらうと、とても幸福な気持ちになることができます。

町の人々はみんな、モモの元へ訪れました。

そこへ、葉巻の煙をモクモクと立ち上がらせながら、怪しい「時間ドロボウ」の男たちがやってきました。

この男たちの目的とは…。

 

時間」とは何か。

 

世界中で大人気の物語

 

Twitterの「名刺代わりの小説10選」にもこの作品を挙げている方を多く目にします。

30カ国以上で翻訳されている、世界中で人気の作品です。

 

この作品、50年も前にドイツで書かれた古い作品ですが、まさに今の現代社会を見据えて書かれたような物語。

現代社会において問われる、「時間」とは。

 

ミヒャエル・エンデの生誕90年を迎え、「100分de名著」で取り上げられたり、ドラマで登場したりと、改めて脚光を浴びています。

 

自分の時間

人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない。

マスター・ホラ

忙しくて時間がない。」…よく聞く言葉ですよね。

と言っている自分自身も気付くと使ってしまっている言葉かもしれません。

 

 

ですが、その「時間がない」を選択したのはまさに自分!

自分が持っている「時間」をどう使うかは、自分にしか選べないのです。

 

作品の中では「時間どろぼう」に人間の時間が盗まれていきます。

しかし、盗まれると言っても、それを選択したのは人間です。

そこで主人公のモモが活躍していくのですが…。

ところどころで深く考えさせられたり、ドキッとしたりしましたね。

 

あなたは時間の使い方を間違えていませんか。

こんなことを言われているような気にもなりました。

時間とは…。人生とは…。

 

豊さとは

 

あなたは、人生がどうなれば「幸せ」だと思いますか。

今、何のために働いていますか。

 

やはり人生を豊かにするためではないでしょうか。

働いて、働いて!

お金を、稼いで、稼いで!

豊かさを手に入れるために、時間を犠牲にして働く。

 

確かにお金は生きる上で、とても大事なものです。

ですが、忙しさに追われるあまりに本来の目的を失ってはいませんか。

あくまで、自分の人生を豊かにするために働いているのに、「稼ぐ」が目的になってはいませんか。

本当の豊かさとは「お金」なのでしょうか。

心の豊かさとはお金で満たされるものなのでしょうか。

 

モモ

 

背が低く、痩せぽっちの小さい女の子モモ。

生まれてこのかた一度も櫛を通したことも、ハサミを入れたこともなさそうな、クシャクシャの髪の毛。

いつも裸足で歩いているため足は真っ黒。

古ぼけたダブダブの男ものの上着を羽織り、その姿は美しいとは遠く離れた身なりです。

 

こんな主人公のモモが様々なことを教えてくれます。

読者の目を覚ましてくれるような出来事が起こるかもしれません。

 

 

小学5・6年以上を対象とした児童書。

ですが、大人が読んでも深く考えさせられる、面白い作品でした。

今後も語り継がれていくであろう名作!

それは読者が、人生において何が「大切」か実はわかっているから…。

忙しさや、色んなことを言い訳にして見ないフリをしているから…。

目を背けずに、自分の人生をしっかりと見つめ直していきたいですね。

歳を重ねていく度に改めて読みたい作品です。

その時々の自分の置かれている環境や、年齢なんかでこの物語の受け取り方が変わっていく気がします。

初めて【 モモ (岩波少年文庫) 】読んだ今回、胸を張って自分の時間の使い方に自信が持てませんでした。

数年後改めて読んだ時には胸を張れるように意識していきたいと思っています。

 

 

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