【 黒牢城 / 米澤穂信 】

黒牢城 米澤穂信 小説

第166回直木三十五賞

第12回山田風太郎賞受賞

ミステリが読みたい! 2022年版 国内篇 第1位

週刊文春ミステリーベスト10 国内部門 第1位

このミステリーがすごい! 2022年版 第1位

2022本格ミステリ・ベスト10 国内ランキング 第1位

週刊朝日 歴史・時代小説ベスト3 第1位

この時代小説がすごい! 2022年版 単行本 第3位

2022年 本屋大賞ノミネート作品!

第22回 本格ミステリ大賞ノミネート作品!

 

史上初!4大ミステリランキング完全制覇

 

米澤穂信 著

黒牢城

 

 

このブログでこんなにも賞の受賞歴を載せた作品はこの【 黒牢城 】がダントツですね。

直木賞と山田風太郎賞のW受賞にくわえ、4大ミステリランキングですべて1位を取るという驚くべき快挙。

TwitterのTLでも話題になってました。

直木賞受賞でのインタビューでは、受賞への戸惑いも語られていました。

 

米沢さんの作品は【 満願 】【 儚い羊たちの祝宴 】が好きです。

そして今作は戦国時代が舞台。

型にとらわれない、色んな顔を持つ作家さんだなと驚きました。

なのに米澤穂信らしい本格ミステリと言われるんですよ。

数々の賞の受賞にも納得してしまう…。

 

黒牢城 あらすじ

 

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。

織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。

動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。

事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。

出典 :  黒牢城

 

荒木村重と言えば、織田信長を裏切った上に一族を皆殺しにされてもなお、生き残った男。

そんな男が、信長に謀叛し、有岡城に立て篭もった際に数々の難事件に挑む物語。

村重を襲った4つの難解な事件

壱、少年は如何に殺されたのか?

弍、その首を獲ったのは誰だ?

参、至宝は何故持ち去られた?

四、銃弾は何処から放たれた?

この難解な事件を前に、村重は自ら牢に捕らえた黒田官兵衛に謎解きを命ずる。

村重に協力する義理など無いはずの官兵衛ですが…。

村重の命に応える官兵衛は何を企んでいるのか。

果たして、世界をも変える謎の真相とそのいく末は如何に。

 

 

進めば娯楽、退かば地獄

 

あの信長を裏切り、一人生き残った村重。

後に、大阪で茶人として復帰する村重ですが、こんな史実を見るとなんともみっともないと思ってしまいます。

しかし、作中の荒木村重はとにかく切れ者。

妻や子を皆殺しにして逃げ出したとは思えない姿で描かれていました。

 

時代小説には苦手意識のある私です。

読み進めていくのも時間がかかり、なかなか波に乗れない感じがあったのですが。

この荒木村重と黒田官兵衛のやり取りは息を飲むものがあり。

また、少しずつ黒い闇が迫り来る感じ。

ゾワっとする恐怖のようなものがあってラストは一気読みでした。

この時代ならではのミステリーであり、心理戦のような面もあって楽しめました。

 

戦うことこそが救いへの道。

是非とも、戦国時代の黒い謎。

村重、官兵衛と共に戦国時代へ謎解きのタイムスリップを。

 

 

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