本屋大賞 個人的考察

2020年本屋大賞 小説

2020年本屋大賞ノミネート10作品を読んでみて

個人的な考察をしてみました。

※あくまで個人的な考えです。

※どれも素晴らしい作品のため、とても長い記事になります。

簡単な紹介と作品別オススメしたい層

詳しい紹介は、各リンクより個別記事に飛んでください。

 

【 線は、僕を描く / 砥上裕將 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 水墨画との出会い 両親を交通事故で亡くした、大学生の青山霜介(あおやまそうすけ)。 孤独の中、水墨画の巨匠・篠田湖山(しのだこざん)と出会う。 篠田湖山の内弟子として水墨画に...

水でぼかして、墨でつづる水墨画の奥深さと美しさにうっとり。

水墨画の知識がない人間でも入り込める内容と、水墨画を描く際の描写が美しい。

主人公の成長にも、心が温かくなります。

水墨画の世界に魅了されたい】【芸術やアートが好き】【ミステリー要素がないのにメフィスト賞を受賞した作品が気になる

こんな方にオススメしたい一冊。

【 店長がバカすぎて / 早見和真 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 書店員さんあるある 吉祥寺にある武蔵野書店本店に勤める谷原京子(たにはらきょうこ)、28歳、独身。 谷原京子は、山本猛(やまもとたける)という名前ばかり勇ましい店長にいつも苛立たされて...

書店員さんからの支持も多い、書店あるある満載の作品。

書店員さんってこんなことまでするの!?という驚きや、クスっと笑ってしまう個性あふれる登場人物が面白い。

書店好き】【温かくも笑える本が読みたい】【店長のクレイジーさに驚きたい

こんな方にオススメしたい一冊。

【 夏物語 / 川上未映子 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 芥川賞を受賞した【乳と卵】の集大成となる作品です。 「自分の子供に会いたい」 38歳、パートナーなしの独身。大阪から上京し小説家としてデビューした夏子。 子供...

AID(精子提供)というとても深い内容であり、人が生まれて 生きて そして いなくなるという命について考えさせられる作品です。

気持ちが落ちる描写も多めですが、家族について考えて、心温かくなる場面も。

女性】【いずれは子供は欲しい】【子の親である

こんな方にオススメしたい一冊です。

【 熱源 / 川越宗一 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 第162回直木三十五賞受賞作品 第22回大藪春彦賞候補作品 アイヌ民族 「滅びゆく民」と言われたアイヌ民族。 それでもアイヌとして生き、やりとげなければならないことがあ...

とても感動した作品です。アイヌ民族の歴史がここにあります。

自分たちに誇りを持って生きてきた民族。その素晴らしさへの知識不足が恥ずかしくなりました。

歴史が好き】【明治維新後の歴史の裏側が知りたい】【アイヌ民族は何となくだけ知っている

こんな方にオススメしたい一冊です。

【 ノースライト / 横山秀夫 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 「あなた自身が住みたい家を建ててください」 一級建築士の青瀬稔(あおせみのる)は、とある夫婦、吉野陶太(よしのとうた)と吉野香里江(よしのかりえ)から設計を依頼される。 北からの柔らか...

実在した建築家ブルーノ・タウトの生涯と椅子を巡って繰り広げられる美しいミステリー。

建築業界の専門知識など、難しい描写も多いですが、時に熱くなり、時に感動で涙する。

人間ドラマや男の友情に熱くなりました。

建築好き】【バブル世代】【殺人や事件とはかけ離れた美しいミステリーが気になる

こんな方にオススメしたい一冊です。

【 むかしむかしあるところに、死体がありました。 / 青柳碧人 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 誰もが知ってる昔話 【一寸法師】→【一寸法師の不在証明】 【花咲か爺さん】→【花咲か死者伝言】 【つるの恩返し】→【つるの倒叙がえし】 【浦島太郎】→【密室龍宮城】 ...

誰もが知っている「日本昔話」。昔話の常識が覆される世にも恐ろしい物語。

普通に考えればゾッとしてしまう内容ですが、不思議と笑えてくる面白ミステリー。

元の話をうまく活かして繰り広げられる、多くの謎に驚愕します。

大人(子供には読ませないで)】【ミステリー好き】【謎解きに自信がある

こんな方にオススメしたい一冊です。

【 ムゲンのi / 知念実希人 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 ムゲンとは。iとは。 眠りから醒めない謎の病気「特発性嗜眠症候群とくはつせいしみんしょうこうぐん」通称イレス。 霊能力の力を使っての救済「マブイグミ」で患者を助け出していく愛衣。 その救済の...

本屋大賞ノミネート作品で唯一の上下巻。

長く思うかもしれませんが、読み始めると一気読みしてしまうファンタジー&医療ミステリー。

ファンタジーな世界の描写が美しく、うっとりします。

ファンタジーはあまり興味がない】【感動したい】【美しいファンタジーの世界を冒険したい

こんな方にオススメしたい一冊です。

【 medium霊媒探偵城塚翡翠 / 相沢沙呼 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 2020年「このミステリーがすごい!」1位 2020年「本格ミステリ・ベスト10」1位 2019年「2019年ベストブック」(Apple Books 2019ベストミステリー) ミステリ...

ミステリーにおける賞を三冠も受賞している、まさしく「このミス」にふさわしい作品。

なんだかラノベっぽいなーなんて思っていたら騙されます。

大どんでん返しとはこういうこと。

このミス好き】【伏線好き】【ミステリアスな女性が好き

こんな方にオススメしたい一冊です。

【 ライオンのおやつ / 小川糸 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 あなたは人生の最後に食べたいおやつは、なんですか? 33歳という若さで余命宣告される雫。 瀬戸内のホスピス「ライオンの家」で最期の日々を過ごすことに。 毎週日曜日はおやつの時...

温かく、優しい気持ちになりながらも、命の尊さを改めて知る作品です。

個性豊かな登場人物たちがまた面白い。

お腹が空くということは、生きている証。

優しい気持ちになりたい】【自分の限られた時間を大切にしたい】【美味しそうなご飯描写がある作品が好き

こんな方にオススメしたい作品です。

【 流浪の月 / 凪良ゆう 】
2020年本屋大賞ノミネート作品 愛ではない。けどそばにいたい。 互いに惹かれ合う家内更紗(かないさらさ)と佐伯文(さえきふみ)。 足りないところを埋め合っていく、そんな特別な関係。 一度、望まぬ別れ...

ネットにはびこる不寛容。自分が信じているものは果たして真実なのか。

愛ではないけどそばにいたい大切な存在。

愛の形も人それぞれ。自分に素直に生きていく。

周りの目を気にしがち】【浮世離れした人】【自分に素直になりたい

こんな方にオススメしたい作品です。

 

感情別のカテゴリー分け

笑える描写有り=【店長がバカすぎて】【むかしむかしあるところに、死体がありました。】

感動で涙=【熱源】【ムゲンのi】【流浪の月】

美しい描写や表現=【線は、僕を描く】【ムゲンのi】

心が温かくなる=【夏物語】【ノースライト】【ライオンのおやつ】

驚愕のラスト=【店長がバカすぎて】【ムゲンのi】【medium霊媒探偵城塚翡翠】

一気読み=【むかしむかしあるところに、死体がありました。】【ムゲンのi】【medium霊媒探偵城塚翡翠】

考えさせられる深い内容=【夏物語】【熱源】【流浪の月】

 

Twitter上での反応

 

※個人的に作品のツイートを見ていった際の感覚。

※フォロワー様からもらった反応を見ての考察です(読了ツイートへのいいね数は読了時期によるフォロワー数や時間が異なるため除外します。)。

 

私のTwitterアカウント(読書アカウント)のフォロワー様からの評価が高かったなと感じた作品が以下になります。

線は、僕を描く】本屋大賞はこれだという声を数件いただきました。

熱源】直木賞受賞というだけあり、話題性も高く、支持している方が多いように思いました。

ムゲンのi】作品も素晴らしいですが、人気作家である知念実希人さんはやはり人気者です。

 

作家さん自身がアカウントを持っていてTwitter上でもかなり活動されているのが【ムゲンのi】の作者である知念実希人さんでした。

フォロワー数もダントツ!

読者のツイートをマメにRTしていたり。これには人気なのも納得です。

 

個人的コレ!!

 

ノミネートされるのにも納得の、どれも本当に手にして良かったと思える作品です。

そんな10作品の中から1つを選ぶ!となると…

とても悩みましたが、私なら【流浪の月】を選びたいと思いました。

 

流浪の月 凪良ゆう

 

気持ち良い内容とは言えませんが、人それぞれの思想や、自分の意思を大切に貫き通す。

そういった部分がが深く心に突き刺さり、なんだか励まされる作品でもありました。

個人見解なので、自分の置かれている環境なんかで左右されると思います。

皆さんは「これっ!!」という作品と決め手はありましたでしょうか。

 

本屋大賞予想

 

個人的一冊とは別に。本屋大賞を勝ち取る作品はこれなんじゃないかと考えてみる。

本屋大賞とは、書店で働く書店員さん(アルバイト、パートも含む)の投票から決定するものです。「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分のお店で売りたい」と思う本を選ぶこと。

お客様にお薦めしやすい作品とは。

 

また、過去の受賞作品を見てみる。

2019年本屋大賞(第16回) 【 そして、バトンは渡された 】瀬尾まいこ

2018年本屋大賞(第15回) 【 かがみの孤城 】 辻村深月

2017年本屋大賞(第14回) 【 蜜蜂と遠雷 】 恩田陸

 

直木賞を受賞し勢いもある【熱源】も個人見解での候補に上がっていました。

しかし圧倒的な評価を誇る【線は、僕を描く】が受賞するのではという考えに至りました。

 

線は、僕を描く 砥上裕將

 

良い作品だったのはもちろんなのですが、映画化の宝庫とも言われる「本屋大賞」。

映画化されることも考慮した結果この考えに至りました。

どれも映画化してほしい作品ばかりなのはもちろんです。

映画化がとても難しそうな作品もチラホラ…でも観てみたい。

 

本屋大賞スケジュール

 

2019年12月1日(日)一次投票、発掘部門、翻訳小説部門、投票スタート

2020年1月5日(日)一次投票、発掘部門、投票締め切り

2020年1月21日(火)ノミネート作品発表、二次投票スタート

2020年2月11日(火)翻訳小説部門、投票締め切り

2020年3月1日(日)二次投票締め切り

2020年4月7日(火)大賞作品、発掘部門、翻訳小説部門の結果発表

 

4月7日の火曜日に、いよいよ大賞が発表されます。

どの作品が受賞するのか、今からドキドキです。

残りわずかですが、皆さんも色々と予想をしてみてはいかがでしょうか。

 

選ばれるだけの素晴らしい作品が勢ぞろいの本屋大賞ノミネート作品。

来年も全作品に目を通したいなーと、新しい楽しみが増えました。

 

ここまで読んでくださった読者様、ありがとうございます。

今回とても個人的な意見を多く含んでいるため、自分勝手な記事なっていることをここにお詫び申し上げます。

 

 

https://twitter.com/Aya2020book

 

 

タイトルとURLをコピーしました