【 陽気なギャングが地球を回す / 伊坂幸太郎 】

陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎 小説

史上最強の強盗4人組

成瀬 (ナルセ)

チームリーダー。

「人間嘘発見器」

他人の嘘を見抜くことができる。市役所に勤める公務員。

別れた妻との間に自閉症の息子タダシがいる。

 

響野 (キョウノ)

「ロマンを求める演説の達人(自称)」

とにかくよく喋る。しかしそのほとんどがデタラメ。

愛する妻・祥子しょうこと喫茶店を経営しているが、彼のいれるコーヒーはまずい。

 

久遠 (クオン)

「動物を愛する天才スリ師」

動物と自然をこよなく愛する青年。彼の中では「人間<動物」という優先順位が成立する。

強盗で収入が入るとニュージーランドに行く。

 

雪子 (ユキコ)

「体内時計を持つ女」

息子のことになると人が変わる、慎一しんいちの母親。

若い頃から盗難車でドライブをしていただけあって、ずば抜けたドライビングテクニックを持っている。

 

 

個性的な4人で組織されたギャング団。

緻密に練られた作戦を元に銀行に押し入る。

その作戦は完璧なはずだった…。

しかし、とあるトラブルに巻き込まれることになる

 

銀行強盗

 

偶然にもある事件で顔を合わせる4人。

自分ならもっとうまくできる」そんな共通の思いから手を組むことに。

 

 

成瀬の先の先を見据えた完璧な作戦。

響野の場の空気を変えるユーモアある演説。

久遠の無駄な動きのないスリ技術。

雪子の1秒も無駄にしない完璧な運転技術。

一人一人が能力を活かして行われる「強盗」。

悪人…でありながら、どこか憎めない4人。

スリルとスピード感のある展開の流れがとても爽快でした。

 

特に好きだったのが

成瀬の嘘を見破った上で、今後の展開をすでに考えているという、驚くべき思考。

作品の後半にはリズミカルに伏線が回収されていく目玉部分があるのですが、

ここで成瀬が大活躍!

普通に惚れます

 

響野の突如ぶっこんでくる名言地味た言葉の数々も面白かったです。

割り算と言うのはギャングの分け前計算に使うものなんだ。

この響野の言葉が、作中いたるところで形を変えて出てくるところも見どころです。

また、響野と妻である祥子のやり取りも面白いので是非チェックしていただきたいです。

 

映画「陽気なギャングが地球を回す」

 

この作品は2006年に映画化されています。

作品のあとがきに伊坂幸太郎さんが

九十分くらいの映画が好きです。

という言葉を残しているのですが、まさしく映画化された作品は90分くらいの作品。

原作がとても面白く、映画もすごく気になります。

観ようと思うのですがアマゾンプライムには無かったため私はまだ観れていません…

 

成瀬:大沢たかお

響野:佐藤浩市

久遠:松田翔太

雪子:鈴木京香

 

とメインとなる4人の配役がとても豪華。

響野役の佐藤浩市さんの演説ぶりはすごく観たい!

少し調べてみたところ、原作とは内容が少し異なる部分もあるとか…

 

そしてこの映画の予告にあるキャッチコピーに更に惹きつけられました。

オーシャンズ11に満足できなかった人へ

すごい…

伊坂幸太郎さん自身は「オーシャンズ11」を意識して書いたわけではないそうですが、映画はここを意識しているのでしょうか。

確かに、知的な会話が飛び交う部分がありながら、ユーモラスな雰囲気があったりと、なんとなくイメージはあるかもしれません。

近々TSUTAYAに駆け込みます。

 

シリーズと続編

 

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) 】には続編があります。

 

【 陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫) 】

4人個々に巻き起こる事件。これもまた読み応えのある作品みたいです。

 

 

陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫) 】

最大の敵が現れる?爽快な一発大逆転があるとかないとか。

 

この続編の2作品もすごく人気のある作品。

相変わらず4人のキャラクターは健在なようなのでとても気になります。

今作でこの世界観と登場人物にやられた私も期待を胸に、2作品とも手に入れようと思っています。

終わりじゃないことに喜び、改めてロマンを探していきましょう。

 

ロマンはどこだ!?

 

 

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